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ブレーキオーバーホール — なぜパッドより先にローターを見るべきか

クラシックカーのブレーキ整備で最初に手をつけるべきはローターだ.パッドの残量は目視で分かるが,ローターの状態は測ってみないと分からない.

ローターの振れと肉厚

ダイヤルゲージでローターの振れを測る.0.05mm を超えていれば,いくら良いパッドを入れてもブレーキング時に振動が出る.次に肉厚を計測し,メーカーが定める最小使用厚を確認する.新品時から 2mm 以上減っていれば交換一択だ.研磨で対応できるのは,振れはあるが肉厚が残っている場合に限る.

フルードの状態も忘れずに

ブレーキフルードは吸湿性がある.水分を吸収したフルードは沸点が下がり,高負荷時にベーパーロックを起こしやすくなる.色が茶色く変色していたら問答無用で交換する.2年に一度の交換が目安だが,クラシックカーの場合は購入時にリセットするのが無難だ.

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Author
森田 慎一
IMO Certified 鑑定 — 黒田 誠